たとえば、こんな時・・・


 ① 利用者の同乗中に事故がおきた場合

対応:警察に通報する。必要であれば、救急車を手配する。

その他一般の交通事故と同様の対応をする。

:透析病院へ連絡する。

:落ち着いたらなるべく早く「さわやか」に報告する。

 ② 依頼場所へ迎えに行く途中、ボランティアが事故にあった場合。

対応:一般の交通事故と同様な対応をする。

:依頼場所に行かれない、または遅れる場合は、その旨を利用者(自宅または病院)に

連絡する。

:落ち着いたらなるべく早く「さわやか」に報告する。

 ③ 依頼場所、依頼時間に利用者いない場合。

対応:連絡先に電話で確認する。

:「さわやか」に連絡する。

 ④ 利用者が同乗中、気分不良になった場合。

対応:利用者の意志、ボランティアの判断で、対応を決める。





透析患者の内シャント透析後出血と対応

済生会八幡総合病院 名誉院長 合屋 忠信


透析患者は、左右いずれかの上肢、まれに大腿部に内シャントを保持しています。内シャントは、皮下で動脈と静脈が繋いであって、1分間に普通の状態の10倍以上の500ccの血液が流れています。


透析は、内シャントに直径1mmの針を2本刺して行い、透析終了後は抜針し、止血ボタン、止血バンドで圧迫して止血します。抜針後15分で針穴は、ほぼ完全に止血されています。圧迫止血が不適切、不十分な場合、あるいは、シャント下流静脈の圧迫通過障害、せきなどで、シャントの内圧が急に上昇すると15分後でも稀に出血することがあります。


1.出血の防止

患者自身あるいは透析スタッフの助けをかりて、透析室を出る前に止血ボタン、止血バンドでの圧迫が適切(針穴を正確に押さえている)であるのを確認する。


2.止血

患者自身で出血している針穴を手で正確に圧迫して止血いたします。

ショックになるほど大量出血することはありませんので、心配ありません。


3.血液の処理

① 血液を介して感染するウイルスとして、B型肝炎・C型肝炎・エイズなどが知られていますが、未知のウイルスもあり、血液に触れる時は、ウイルスの感染の可能性を無視してはいけません。ウイルス保有者の血液が、皮膚の創や、さかむけ、粘液を通して直接入ると感染します。傷のない皮膚に血液が触れても感染はしません。感染経路がこのように、『ウイルスを含んだ血液が体内に直接入る』と、はっきりしていますので、ここさえ押さえれば心配ありません。感染しても発病するとは限りません。

② 感染をうけた可能性がある場合は医療機関に相談して下さい。

③ 床や衣類を汚染した血液は、水で拭き取れば十分ですが、消毒するなら次亜塩素酸ソーダ(ハイター)で拭いてください。



所在地

特定非営利活動法人 通院介護センター「さわやか」


【八幡事業所】

〒805-0050

北九州市八幡東区春の町
2-3-27
済生会八幡総合病院
事務棟内

TEL/FAX 093-672-7595


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eagle.ocn.ne.jp


【小倉事業所】

〒802-0064

北九州市小倉北区片野
1-2-18
タカダビルNo2 501号

TEL/FAX093-647-3210


メールアドレス
sawayakakokura@
violin.ocn.ne.jp